梅雨の在宅ワーク、湿気との戦いが始まる
毎年6月が近づくと、自分はちょっと憂鬱になります。理由はシンプルで、在宅ワークの部屋がジメジメして集中できなくなるからです。
髪は広がるし、キーボードはベタつくし、なんとなく体がだるい。窓を開ければ湿った風が入ってくるだけで、エアコンの除湿モードだけでは追いつかない日もあります。洗濯物を部屋干しすればさらに湿度は上がり、「なんだこの不快指数は……」と毎年思っていました。
そこで3年ほど前から除湿機とサーキュレーターを導入したのですが、これが本当に快適で。湿度を50〜55%くらいに保てると、体感温度が2〜3度下がったように感じるんですよね。エアコンの設定温度を下げなくても涼しく過ごせるので、電気代の節約にもなっています。
今回は、在宅ワーカー目線で「梅雨前に買っておくべき除湿機とサーキュレーター」をまとめました。自分が実際に使ったものや、友人のリモートワーカーに聞いた評判をもとに選んでいるので、参考にしてみてください。
そもそも除湿機は必要?エアコン除湿じゃダメなの?
よく聞かれるのが「エアコンの除湿モードで十分じゃないの?」という疑問です。結論から言うと、エアコン除湿だけでは足りない場面がけっこうあるんです。
- 部屋干しの乾燥:エアコン除湿だけだと洗濯物がなかなか乾かない。除湿機なら衣類乾燥モードで風を直接当てられる
- 梅雨の肌寒い日:エアコンの除湿は室温を下げがち。6月前半のまだ涼しい日は寒くなりすぎる
- クローゼットや押入れ:エアコンの風が届かない場所の除湿には、コンパクトな除湿機が活躍
- 電気代:除湿機のほうがエアコン除湿より消費電力が小さいケースが多い
自分の場合、日中のデスクワーク中は除湿機+サーキュレーターを回して、本格的に暑くなる7月後半からはエアコン冷房に切り替えるという使い分けをしています。この組み合わせが一番電気代を抑えられるんですよね。
除湿機の種類と選び方
コンプレッサー式:夏場メインならこれ一択
コンプレッサー式は、エアコンと同じ原理で空気を冷やして水分を取り除く方式です。気温が高い時期ほど除湿能力が上がるのが特徴で、梅雨〜夏にかけてがまさに本領発揮のシーズン。
メリットは消費電力が低いこと。ランニングコストを抑えたい在宅ワーカーにはありがたいですよね。デメリットはコンプレッサーの振動音がやや気になる点と、冬場は除湿能力が落ちること。ただ、梅雨対策がメインなら気にならないレベルです。
デシカント式:冬の結露対策にも使いたいなら
デシカント(ゼオライト)式は、乾燥剤で水分を吸着してヒーターで蒸発させる方式。気温に関係なく除湿できるので、冬場の結露対策にも使えます。
コンプレッサーがないぶん本体が軽量でコンパクト。動作音も比較的静かです。ただし、ヒーターを使うので電気代がやや高く、室温も上がりやすいのがデメリット。真夏に使うとちょっと暑くなります。
ハイブリッド式:予算があるならベスト
コンプレッサー式とデシカント式の両方を搭載したのがハイブリッド式。夏はコンプレッサー、冬はデシカントと自動で切り替えてくれます。一年中使えるのが最大の魅力ですが、そのぶん価格が高めで本体サイズも大きくなりがちです。
個人的には、梅雨〜夏の在宅ワーク対策がメインならコンプレッサー式で十分だと思います。年中使いたい人や、冬の結露にも悩んでいるならハイブリッド式を検討してみてください。
おすすめ除湿機4選【在宅ワーカー向け】
1. アイリスオーヤマ IJD-I50|コスパ最強の衣類乾燥除湿機
自分が最初に買った除湿機がこれでした。除湿機にサーキュレーターが合体した一体型で、部屋干しの洗濯物に風を直接当てながら除湿してくれます。
実際に使ってみると、部屋干しの洗濯物が4〜5時間でほぼ乾くのに驚きました。以前は一晩かけても生乾きだったのに……。デシカント式なので冬でも使えるのもポイントです。
- 方式:デシカント式(サーキュレーター付き)
- 除湿能力:5.0L/日
- 対応面積:木造6畳 / 鉄筋13畳
- サイズ:幅28.7×奥行23.4×高さ64cm
- 価格帯:約15,000円
注意点としては、デシカント式なので真夏に使うと室温が上がること。夏場はエアコンとの併用がおすすめです。でも1万円台でサーキュレーター付きというコスパは他にないので、最初の一台として自信を持っておすすめできます。
2. シャープ CV-R120|プラズマクラスターで空気もきれいに
友人が在宅ワークの部屋で使っていて、実際に見せてもらいました。除湿しながらプラズマクラスターで空気清浄もできるのが魅力です。
コンプレッサー式なので電気代が安く、除湿能力も12L/日とパワフル。リビングのような広い部屋でもしっかり除湿してくれます。友人いわく「ワンルームだと30分で湿度が60%→50%まで下がる」とのこと。
- 方式:コンプレッサー式
- 除湿能力:12L/日
- 対応面積:木造15畳 / 鉄筋30畳
- プラズマクラスター7000搭載
- 価格帯:約25,000円
欠点は本体がやや大きくてタンク容量が4.5Lと大きいぶん、満水時に持ち運ぶのがちょっと重いこと。でも逆に言えばタンクを捨てる回数が少なくて済むので、日中ずっとデスクワークしている在宅ワーカーにはむしろメリットです。
3. パナソニック F-YHVX120|ハイブリッド式の最高峰
予算に余裕があって「一台で年中使いたい」という人には、パナソニックのハイブリッド式をおすすめします。自分も家電量販店で何度も実機を触りましたが、ナノイーX搭載で部屋干し臭を抑制する機能がとにかく優秀。
ハイブリッド式なので夏はコンプレッサー、冬はデシカントと自動で切り替え。一年中パワフルに除湿してくれます。衣類乾燥モードでは幅165cmのワイド送風で、洗濯物をまんべんなく乾かせるのもポイント。
- 方式:ハイブリッド式
- 除湿能力:12.5L/日(50Hz)/ 13.5L/日(60Hz)
- 対応面積:木造15畳 / 鉄筋30畳
- ナノイーX搭載
- 価格帯:約40,000円
正直、価格は高いです。でも梅雨の除湿・夏の衣類乾燥・冬の結露対策まで一台でこなせることを考えると、年間を通して使えば十分元が取れると思います。長く使うなら投資する価値ありです。
4. コンパクト除湿機(ペルチェ式)|一人暮らしのデスク周りに
「本格的な除湿機を置くスペースがない」「デスク周りだけ何とかしたい」という一人暮らしの方には、ペルチェ式のコンパクト除湿機という選択肢もあります。
ペルチェ式はペルチェ素子を使って冷却・除湿する方式で、コンプレッサーがないぶん非常に小型・軽量・静音です。デスクの脇に置けるサイズ感で、動作音もほとんど気になりません。
- 方式:ペルチェ式
- 除湿能力:0.3〜1.0L/日程度
- 対応面積:4〜6畳
- サイズ:ペットボトルより少し大きい程度
- 価格帯:3,000〜8,000円
ただし注意点として、除湿能力は本格的な除湿機と比べると圧倒的に低いです。あくまでデスク周りや押し入れなどの限られたスペース用と割り切って使うのがコツ。メインの除湿機がある人のサブ機、もしくは「まずは安く試してみたい」という人の入門機としてはアリだと思います。
サーキュレーターの選び方【在宅ワークで重要なポイント】
除湿機とセットで使いたいのがサーキュレーターです。空気を循環させることで除湿効率が格段に上がるだけでなく、エアコンの冷気を部屋全体に行き渡らせる効果もあります。
ただし在宅ワーカーにとって、扇風機とは選ぶ基準が違います。以下のポイントを押さえておきましょう。
DCモーター vs ACモーター
在宅ワーカーならDCモーター一択です。理由は明確で、
- 静音性:DCモーターは微風でもしっかり風を送れるので、最小風量の動作音がACモーターより圧倒的に静か。Web会議中でも気にならない
- 電気代:消費電力がACモーターの半分以下。一日中つけっぱなしにする在宅ワーカーには大きな差になる
- 風量の細かい調整:DCモーターは風量を細かく段階調整できるモデルが多い
ACモーターは安価(2,000〜3,000円)ですが、弱でも「ブーン」という音がそこそこします。自分も最初はACモーターのものを使っていましたが、ZoomミーティングでPC内蔵マイクが風の音を拾ってしまい、結局DCモーターに買い替えました。
首振り機能と角度
サーキュレーターは扇風機と違って、真上に向けて送風できるかが重要です。エアコンの冷気は下に溜まるので、サーキュレーターを真上に向けて空気を攪拌するのが基本の使い方。上下左右の首振り機能があるとさらに効率的です。
お手入れのしやすさ
意外と見落としがちなのがお手入れのしやすさ。サーキュレーターは羽根やガードにホコリが溜まりやすく、分解して掃除できるかどうかで長期的な使い勝手が変わります。前面カバーが簡単に外せるモデルを選ぶのがおすすめです。
おすすめサーキュレーター4選【在宅ワーカー向け】
1. アイリスオーヤマ PCF-SC15T|コスパと静音のバランスが最高
自分がメインで使っているのがこれ。DCモーター搭載で静音性が高く、価格も6,000円前後とお手頃という、在宅ワーカーにとって最もバランスの良い一台です。
実際に使ってみて一番感動したのは静音性。風量1だと本当に無音に近くて、Zoomミーティング中でもまったく問題なし。上下左右の首振り機能もあるので、除湿機と組み合わせて部屋全体の空気を循環させるのに最適です。
- モーター:DCモーター
- 適用面積:18畳
- 首振り:上下・左右
- 風量調整:5段階
- 動作音:最小35dB以下
- 価格帯:約6,000円
欠点は、前面カバーの取り外しがちょっとやりにくいこと。掃除するときにやや手間がかかります。でもこの価格でDCモーター・首振り・リモコン付きは他にないので、迷ったらこれを選んでおけば間違いないです。
2. 無印良品 サーキュレーター(MJ-CF18JP)|インテリアに馴染むデザイン
在宅ワークのデスク周りって、どうしても機材だらけでゴチャつきがちですよね。「見た目にもこだわりたい」という人には無印良品のサーキュレーターがおすすめです。
友人の在宅ワーカーが使っているのを見て「これはオシャレだな」と思いました。白を基調としたシンプルなデザインで、どんなインテリアにも自然に馴染みます。風量は3段階で、最小だと書類が飛ばない程度のやさしい風。
- モーター:ACモーター
- 風量調整:3段階
- 首振り:なし(手動で角度調整)
- サイズ:幅22×奥行22×高さ29.5cm
- 価格帯:約4,990円
正直に言うと、機能面ではアイリスオーヤマに劣ります。ACモーターなので静音性はそこそこだし、首振り機能もありません。でもデザインの良さは群を抜いているので、見た目重視の方にはハマると思います。無印良品の店舗やオンラインストアで購入できます。
3. バルミューダ GreenFan C2|高級路線で最高の静音性
「予算は気にしない、とにかく静かで高性能なものがほしい」という方には、バルミューダのGreenFan C2が最上位の選択肢です。
バルミューダといえば独自の二重構造の羽根で自然に近いやわらかい風を生み出すことで有名。サーキュレーターモデルのC2もその技術を活かしており、風量最小時の静音性は圧巻です。さらに脱臭フィルターも搭載していて、部屋干しの嫌なニオイも軽減してくれます。
- モーター:DCモーター
- 適用面積:30畳
- 風量調整:4段階
- 脱臭フィルター搭載
- 価格帯:約25,000円
価格は高いですが、所有する喜びがある家電です。在宅ワークで毎日使うものだからこそ、気に入ったものを長く使いたいという考え方もアリだと思います。
4. 山善 YAR-DDW151|安くて実用的な定番モデル
「とりあえず安く済ませたい」「まずはサーキュレーターを試してみたい」という方には山善の定番モデルがおすすめ。DCモーター搭載で価格が5,000円前後と、コスパの良さが光ります。
山善は地味なメーカーですが、家電のコスパでは定評があります。実際に量販店で触ってみると、風量の細かい調整ができてリモコンも付属。必要十分な機能が揃っています。
- モーター:DCモーター
- 適用面積:18畳
- 首振り:上下・左右
- 風量調整:5段階
- 価格帯:約5,000円
デザインは正直あまりオシャレではないですが、実用性で選ぶなら文句なし。アイリスオーヤマと迷うところですが、山善のほうがやや安いことが多いので、価格で決めるのもアリです。
除湿機×サーキュレーターの効果的な配置
せっかく除湿機とサーキュレーターを買っても、配置を間違えると効果が半減します。自分が試行錯誤して見つけた最適な配置を紹介します。
パターン1:デスクワーク中の基本配置
除湿機を部屋の中央寄りに置き、サーキュレーターはデスクの斜め後ろに配置して天井方向に送風。こうすると空気が部屋全体を循環して、デスク周りに直接風が当たらないので快適です。風が直接当たると目が乾燥するし、書類が飛ぶしで、地味にストレスなんですよね。
パターン2:部屋干し時の配置
洗濯物の真下に除湿機を置き、サーキュレーターは洗濯物の正面1〜2mの位置から風を当てます。除湿機の乾いた空気とサーキュレーターの風が洗濯物に集中するので、乾燥時間が大幅に短縮できます。自分の場合、この配置でTシャツ5枚が約3時間で乾きました。
パターン3:エアコンとの併用
真夏にエアコンを使うときは、サーキュレーターをエアコンの対角線上に置いて、エアコンに向かって送風するのがベスト。冷気が部屋全体に行き渡るので、エアコンの設定温度を2〜3度上げても快適に過ごせます。
スマートリモコンと組み合わせると最強
余裕があれば、スマートリモコンとの組み合わせもおすすめです。赤外線リモコン対応の除湿機やサーキュレーターなら、スマートリモコン経由でスマホから操作したり、タイマーで自動運転させたりできます。
自分の場合、朝8時に除湿機とサーキュレーターが自動でONになるように設定しています。デスクに座ったときにはもう部屋が快適な湿度になっているので、すぐに仕事に集中できるんですよね。
スマートリモコンについては以前の記事で詳しく紹介しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
在宅ワークのデスク環境を整えよう
除湿機とサーキュレーターは、在宅ワークの快適さを大きく左右するアイテムです。でもそれだけでなく、デスク周りのガジェットを整えることで仕事の効率は大きく変わります。
モニターライトやワイヤレス充電器、USBハブなど、在宅ワーカーにおすすめのデスクガジェットをまとめた記事もあるので、あわせて参考にしてみてください。
まとめ:梅雨前の準備が在宅ワークの生産性を決める
最後に、今回紹介した除湿機とサーキュレーターを一覧でまとめます。
除湿機
- コスパ重視:アイリスオーヤマ IJD-I50(約15,000円)サーキュレーター一体型で部屋干しにも便利
- パワー重視:シャープ CV-R120(約25,000円)コンプレッサー式で電気代が安い、プラズマクラスター付き
- オールシーズン:パナソニック F-YHVX120(約40,000円)ハイブリッド式で年中使える最高峰
- コンパクト:ペルチェ式小型除湿機(3,000〜8,000円)デスク脇やクローゼット用に
サーキュレーター
- コスパ最強:アイリスオーヤマ PCF-SC15T(約6,000円)DCモーター・静音・迷ったらこれ
- デザイン重視:無印良品 サーキュレーター(約4,990円)シンプルでインテリアに馴染む
- 最高級:バルミューダ GreenFan C2(約25,000円)自然な風と脱臭フィルター搭載
- 激安実用:山善 YAR-DDW151(約5,000円)DCモーター搭載でこの価格
梅雨は毎年必ずやってきます。「去年も我慢したけど今年こそ……」と思っている方は、在庫が豊富で価格も安定している梅雨前の今が買い時です。快適な作業環境を整えて、ジメジメした梅雨も生産性を落とさずに乗り切りましょう。

コメント